日系リユース海外240ヵ所に、今年は欧米進出本格化

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日系リユース海外240ヵ所に、今年は欧米進出本格化

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海外進出する日系リユース企業拠点マップ

日系リユース企業による海外進出が目立っている。本紙ではリユース店・中古事業者がどれほど海外進出を行っているか調査し、拠点数マップを作った。本調査で明らかになった数で、海外拠点数は世界239ヵ所(昨年12月時点)と分かった。実際に進出した企業のレポートを紹介する。

ブックオフ大型店
マレーシアへ進出

フェイスブックやインスタグラムには、マレーシア人家族や小さな子どもの笑顔が絶えず投稿されている。手にしているのは、日本から送られた洋服・おもちゃ・雑貨等だ。その安さから、クレイジープライス(衝撃的な価格)を意味する「#HARGAGILER!(ハガギラー)」と書かれた札を持ち、買い物を楽しんでいる様子が見て取れる。ブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)が昨年11月中旬にオープンした、650坪の総合リユース店「ジャラン・ジャラン・ジャパン」での様子だ。

コンセプトは、LOVED・IN・JAPAN(ラヴド・イン・ジャパン、日本で大切に使われた商品の意味)。

「日本の良質な商品を安く大量に提供している。現地のお客さんはとても喜んでいる」と話すのは、同店を運営するブックオフ子会社の現地法人の代表、井上徹氏だ。

マレーシア進出の出足を大成功と話し、「集客は想像以上。当初の計画を大きく上回っており、売上規模は日本国内の直営店と比べてもそん色ないレベル」(井上代表)と声を弾ませる。

マレーシア人は、イベントや面白いことが大好きな気質を持つと井上代表は話す。同時に中古品への抵抗も少ない。650坪の大型店舗で物量を揃え、家族で何時間でも宝探しのように買い物を楽しめる作りにしたことが成功の大きな要因のようだ。「現地にもリユース店はありますが、大きくても100~200坪程度。この大きさが1つの差別化になっているのでは」(井上代表)。

ジャラン・ジャラン・ジャパンで扱う商材は全てが日本で買い取った中古品。日本国内で捌き切れない商品の出口というのが大きな狙いだ。今後はそれ以上に、国内店舗での買取りの間口を拡大する役割に期待する。「いくら買ってもマレーシアで売れる。海外で現金化できる仕組みが確立すれば、国内店舗ではより強く買取りを続けることができるでしょう」(井上代表)

香港で中古ブランド店
「売上は国内店以上」

香港にはミラン・ステーションやハンナなど現地の中古ブランド大手が立ち並び、ファッションに敏感で華やかな女性たちが買い物に訪れている。ここで13店を運営するのがブランドオフ(石川県金沢市)だ。エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトン等のラグジュアリーブランドのバッグを中心に、時計や宝飾品も扱っている。

ブランドオフ香港星光行店の外観ブランドオフ香港星光行店の外観

同社が香港に進出したのは「積極的に販路拡大する」(海外事業部横山智亮部長)ためだ。現地で買取・販売を行えるポテンシャルがあると判断した。

香港は富裕層やブランド品が好きなユーザーが多く、「売ったり買ったりを楽しむ客層が多い」(横山部長)。ブランドオフ香港店舗での平均客単価は2万香港ドル強(約30万円、12月15日の為替レート)になると話す。

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407号(2017/01/10発行)14-15面

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