カシコシュ、「自分が買うならここまでやる」が基準

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カシコシュ、「自分が買うならここまでやる」が基準

2017年01月06日

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中古家具、再商品化の信念

カシコシュが運営する総合リサイクルショップのカシコシュ青梅新町店(東京都青梅市)には、中古家具再商品化のスゴ腕スタッフがいる。社員から「ジョニー」と呼ばれて親しまれている齊藤洋一さんのスキルを紹介する。

カシコシュ 齊藤洋一さんカシコシュ青梅新町店 齊藤洋一(さいとう よういち)さん

(プロフィール)
62歳。スティール家具の製造・営業を経て通信事業の会社に入社。20年間営業の仕事を経験した後、独立してリサイクルショップの経営を始める。その店舗を閉店後、数々の総合リサイクルショップに勤務。3年前にカシコシュに入社。家具の再商品化や売場作り、配送、出張買取りの業務を担当している。

どうやったら売れるかイメージする

社内で「ジョニー」の愛称で親しまれている齊藤洋一さん。リユース業界を20年以上経験しているベテランだ。

齊藤さんが中古家具を再商品化する時に修理の基準としているのが「自分が買うかどうか」だ。お客の立場になって「この状態なら買いたい」と思うところまで手を掛ける。

家具をきれいに洗浄するのはもちろんだが、単に元の状態に戻すのではなく、どうやったら売れるかまでイメージを膨らませる。ブランド家具でも天板をヤスリでこすり、木目を出した方が今のお客のニーズに合うと考えれば実行する。ユニークなアイデアも多い。

「私は元々営業マン。お客様は気に入ってくれれば商品を購入してくれます。それを口で説明するのではなく、今は再商品化という形にして見せています」。

こうした家具が評判を呼び、お客の口コミでファンが増えている。

これで家具を再商品化齊藤さんの七つ道具

これで家具を再商品化 齊藤さんの七つ道具①3Mのスポンジ。真新しい緑の側は金属のサビ落としに使用。半月ほどで粗さがなくなったものは木製の家具の洗浄に使っている。使いこんだスポンジを使うことで家具に傷がつかない
②金属用の洗剤
③天然塗料の柿渋
④オイルステイン(塗料)
⑤住居用クリーナー。マイボトル「ジョニー」に入れて使用
⑥フローリングのキズを補修するためのペン。これは同店で買い取ったものを転用して使っている
⑦椅子の布地を張り替える時に使うタッカー

失礼ですが、お宅に入りますか

齊藤さんは配送業務も行っている。「お客様は部屋に入るかどうかまでは考えていないことが多いですね。そんな時は『失礼ですが、お宅に入りますか』と聞くようにしています」。

齊藤さんは配送時には搬入路を必ず確認。時間がある時は配送日前に下見に行くこともある。これは専門業者でしか入らないと思った時は残念ながら断ることもある。

「大切なのはお客様の家のものを壊さないこと。5万円の商品を配送し、搬入中に物を壊して、修理代が20万円かかるようなことは避けなければいけません」。

家具の搬入で使うのは毛布だ。毛布を敷いてその上に家具を乗せ、片方が引っぱり、片方が家具を押さえて運ぶ。養生シートやクッションを取り付けると入らなくなることもあるので使用していない。家電も大型冷蔵庫はドアを外して持って来て、搬入後に取り付けている。

(店舗概要)
カシコシュ青梅新町店(東京都青梅市)
店 長/石塚尚樹
オープン/2005年3月
取扱商品/貴金属、ブランド品、家具・家電、古着、雑貨、ホビーなど
客 層/メインの客層は50代以上
男女比/男:女=3:7
客単価(家具)/3000〜5000円
備 考/長谷工コーポレーションのグループ会社であるカシコシュは、青梅新町店の他に相模原店も運営している。

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406号(2016/12/25発行)16面

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