紀伊国屋、「お客と交流」の倶楽部立上げ

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「お客の心を掴むショップ」

紀伊国屋、「お客と交流」の倶楽部立上げ

2017年02月06日

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関係性どれだけ深められるか

つなぐ人(東京都江東区)が2店運営するブランドリユース店「紀伊国屋」が、「紀伊国屋イベント倶楽部」を立ち上げた。

お客とスタッフが交流するイベントを月1回のペースを目標に開催する。すでにボウリングイベントやカラオケ大会など実施し、コミュニケーションを深めている。

「貴金属やブランドの買い取り店はたくさんある。価格だけでなく、お客さんとの関係性をどれだけ深められるかが、その中で選ばれるための勝負だと思考えてるんです」(三谷長秀社長)

お客との絆づくりをテーマに様々な施策を行っており、隔月で「わくわく通信」という会報誌も発行。全会員に郵送している。スタッフからのメッセージや社長のひとりごとを掲載し、親近感につなげる。イベント倶楽部開催のイベント情報もここで告知する。クイズも掲載し、正解者には先着30名にプチプレゼントも進呈している。

買い取りに直結させることにはこだわらず、お客に来店動機を複数提示するのが紀伊国屋流「地域に根差した人と人がつながる社会の実現」が同店のコンセプトだ。

紀伊国屋イベント倶楽部の、ボウリング同好会のメンバー募集を告知。「みんなでボウリングに行きませんか?」「へたくそ歓迎」と敷居を下げて呼びかける。紀伊国屋イベント倶楽部の、ボウリング同好会のメンバー募集を告知。
「みんなでボウリングに行きませんか?」「へたくそ歓迎」と敷居を下げて呼びかける

つなぐ人の三谷長秀社長。つなぐ人は1660年創業の古くから続く会社。ブランドリユース事業の前は飲食事業を手掛けていた。つなぐ人の三谷長秀社長。つなぐ人は1660年創業の古くから続く会社。
ブランドリユース事業の前は飲食事業を手掛けていた

店先の陶器の容れものに金魚のおもちゃを泳がせている。POPで「家族が1人増えました!」と書いたところ思わず覗き込む人が多数。話の糸口にも店先の陶器の容れものに金魚のおもちゃを泳がせている。
POPで「家族が1人増えました!」と書いたところ思わず覗き込む人が多数。話の糸口にもなる

店舗前にベンチを置き、「しあわせな気持ちになるイス」として置いている。売買のみの無機質な店ではなく、地域の人を楽しませるための工夫を随所に。店舗前にベンチを置き、「しあわせな気持ちになるイス」として置いている。
売買のみの無機質な店ではなく、地域の人を楽しませるための工夫を随所に

408号(2017/01/25発行)13面

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