あさひが中古自転車店、スポーツや電動アシスト扱う

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あさひが中古自転車店、スポーツや電動アシスト扱う

2017年02月27日

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全国442店(2月20日時点)を展開する自転車のあさひ(大阪府大阪市)がリユース自転車店をオープンした。1月26日から買い取りを受け付けており、3月にはグランドオープンする。売り場面積は約100坪で、屋号は「ロハス サイクル アサヒ」。

コンセプトは「トゥザネクストバリュー」。次の人につなげる場所コンセプトは「トゥザネクストバリュー」。次の人につなげる場所

ロハス サイクル アサヒではスポーツ自転車や電動アシスト自転車など高付加価値型の自転車と、一部キッズサイクルを店頭で買い取り、メンテナンスした後店頭で販売する。3月からはオンライン経由の宅配買い取りも行い、将来的には出張買い取りや、ネット販売も行う予定だ。

「中古への抵抗感が薄れている。リユースの選択肢をつくり、あさひで買ってあさひで売ってそれを原資に次の自転車を買うような、循環型消費環境をつくりたいと考えました」(岩井勝幸マネージャー)

いわゆるママチャリなどの一般自転車市場は縮小しているが、スポーツバイクや電動アシスト自転車の市場は伸びている。同社は既存事業でも電動アシスト車の専門店や、スポーツ自転車の専門フロアをつくるなどして強化している。中古でも、高付加価値型自転車の受け皿をつくった。

あさひは約2年前から、古物商を取得し大阪の一部店舗で買い取りや再販の実験を行ってきた。需要が見込め、査定システムも完成したことから、リユース専門店のオープンに踏み切った。

中古は新品より低価格で提供できるため、これまで電動アシスト自転車やスポーツ自転車に興味の無かった層や、サイクルベースあさひを利用したことの無かった層の獲得につながると見ている。「リユースを行うことで、ユーザー層を拡大できると考えています」(岩井マネージャー)

メンテ済み自転車を販売するメンテ済み自転車を販売する

専門店ならではのメンテナンス力や安心感が強みだ。

同社は、ソフトバンクグループと自転車のシェアリングサービスで事業提携を結んだり、出張修理引取り・お届けの「サイクルポーター」を全国でサービス開始するなど、新品流通にこだわらず自転車に関するサービスを拡充している。

買取カウンターと岩井勝幸マネージャー買取カウンターと岩井勝幸マネージャー

410号(2017/02/25発行)1面

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