ヤスカリ、レンタルバイクで〝なんちゃってライダー〟に
2017年06月28日
「バイク持たないライダーへ」
中古バイク買取販売の「リバイクルK−JET」を1店運営するケイジェット(東京都足立区)が、4月1日に中古バイクのレンタルを開始した。1年後には月間30件の利用を目指す。
中古バイクの一部をレンタルに活用する
サービス名は「ヤスカリ」。〝中古バイクを安く借りる〟をコンセプトに24時間、1週間、2週間のメニューを用意。原付スクーターから250cc程のバイクを扱う。原付スクーターの場合は24時間で3240円、1週間で5400円、2週間で1万800円。一般的な新車レンタルよりも安い料金設定で提供し、対人対物保険も付けた。
同社がレンタルを始めた大きな狙いは、バイクを所有しない客層の取り込みだ。二輪免許を持つがバイクを持たないライダーは多いと言う。例えばブーム時に車体を所有していた40〜50代のライダーが、ツーリングに誘われた際にレンタルで済ませるという利用が想定される。またバイクは暖かい季節に乗車需要があるため、シーズン中だけ乗れれば十分なライダーの利用も見込む。
「レンタルを使えば、所有するバイクのメンテナンスや故障対応等から解放される点もメリットになります」(金森真佐樹代表)
同社は中古バイク店として10期目を迎えており、前期末まで累計約5000台を販売してきた。レンタルを行うことで、滞留しがちな中古バイクも活用できる側面がある。
ケイジェット 金森真佐樹代表
418号(2017/06/25発行)3面