トレッド、イエローハットGの中古タイヤ店

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「伸びる店」

トレッド、イエローハットGの中古タイヤ店

2017年07月06日

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新品・中古の組合せ販売

カー用品チェーンを全国約650店展開する「イエローハット」が、下取・買取品の販路として中古タイヤ専門店「トレッド」を強化している。イエローハット子会社であるトレッド(神奈川県横浜市)の野曽原敦社長は、「グループのバックボーンを活用し、成長できるビジネスモデル」と話す。

トレッド246江田店の外観トレッド246江田店の外観。看板にはイエローハットのマークが付いている

トレッドは中古とアウトレットのタイヤ・ホイールを扱う専門店だ。直営で15店、FCで7店(5月中旬時点)を展開。標準店は売り場約50坪で、運営3年ほどで月商500万〜600万円、営業利益は月間50万円ほどになる。既存店実績では、売上・営利ともに前年比10%増ペースで推移している。

「新品小売店にない売り方を提案できるのが強みです」(野曽原社長)

例えばホイールは新品にこだわりタイヤは中古で十分と考えるお客もいれば、タイヤは新品で買って長く使いたいがホイールは中古で安く済ませたい、というお客もいる。トレッドではタイヤ・ホイールそれぞれのアウトレット(新品)と中古を組み合わせて購入できるのがウリだ。

トレッドでタイヤ・ホイールをそれぞれセット(4本ずつ)で購入する際の平均単価は6万〜7万円。これを全て新品で揃えた場合は10万円以上に相当する。組合せ購入で割安感が出るため、「約5割の商品はタイヤ・ホイールセットで売れています。その結果、客単価も上がります」(野曽原社長)。

イエローハットの買取・下取品集まる

トレッドには中古品・新古品の物量を確保する仕組みがある。

同業態では各店で買取りを行っているが、全国のイエローハット店舗で集まった買取品・下取品が、社内便で定期的に届く。グループの店舗網を活用した中古品調達力で支えられているのだ。

トレッドは、イエローハット各店がお客から買取り・下取りした金額よりも高く中古品を買い取る。イエローハット店舗に利益を還元することで、中古品が安定的に集まるようにした。

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418号(2017/06/25発行)15面

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