オークネット総研 スマホ市場調査 日本は米に遅れ

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オークネット総研 スマホ市場調査 日本は米に遅れ

2018年03月18日

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オークネット総研 スマホ市場調査 日本は米に遅れ

日本の中古スマホ市場がアメリカに遅れをとっていることが、鮮明になった。
オークネット総合研究所MMD研究所が「日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査」を実施し、結果を発表した。それによると、中古端末の購入率は米国13・0%に対し日本は4・5%で3倍程度開いている。

米国携帯.PNG

今後の購入意向も同様だ。「修理・整備された中古端末」の検討率も米国は24・8%と検討できる割合が高いが、日本は13・2%にとどまっている。特に世帯別に見るとアメリカでは若年層ほど検討できる割合が高い。しかし日本は全年齢層とも割合が低い。「修理・整備なしの中古端末」はさらに顕著で、米国では10代の男女ともに検討できる割合が高いが、日本は0%となっている。 
モバイル研究家の木 暮祐一氏はレポートの中で、日本人はバッテリーやキズ・汚れ、「壊れそう」、「補償が限られていそう」等を気にしており、他国に比べて製品の品質に対する要求がより高いと述べている。
 
ただ今後は修理・整備をめぐる法整備も整ってきており、端末に対する認識が変われば市場が拡大していくと可能性も示唆する。

第435号(2018/03/10発行)4面

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