【一工夫レポート】クリーク 古い商品を「10円」で提供

CASE3 クリーク

古い商品を「10円」で提供 お客さんが立ち寄ってくれる

文房具販売やリフォーム事業を行っているクリーク（東京都港区）では、「古い商品を10円で購入できる箱」を、店外 に設置している。

▲古い商品をサービス価格で提供している。店外に設置している

▲古い商品や、紙が黄ばんだ物、シャープペンの芯にも需要がある

箱の中には、デッドストックの商品やパッケージが色あせてしまった商品、黄ばんでしまった大学ノート、シャープペンの芯などがある。20点まとめて購入すると100円にディスカウントする。

「2〜3年前から始めましたが、箱をきっかけにお客さんに立ち寄って貰える様になりました。商品を10円で販売すると赤字だが、古くなった商品が少額でもお金になれば良いなと思い、続けております」（深艸正善営業部主任）。

紙は、紫外線や時間の影響を受けやすく黄ばんでいるが、使用に問題はない。メモ帳として購入している人もいるという。文房具は新商品発売のスパンが早いため、旧品が売れずに残ってしまうことがある。売れにくい商品が売り場のスペースをとってしまう悩みを解決しようと、この取り組みを開始した。

▲深艸正善 営業部主任

第436号(2018/03/25発行)17面