パラダイスランチ、インスタグラム活用し問い合わせが10倍に

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パラダイスランチ、インスタグラム活用し問い合わせが10倍に

2016年11月06日

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古着屋パラダイスランチ(東京都江戸川区) はインスタグラムに商品情報を上げることで売上げアップに成功。さらに異業種交流会で出会ったプロのカメラマンや美容師とタッグを組んで凝った撮影も実施。ビジネスの幅も広げている。

インスタグラムで売上げ2割アップ

パラダイスランチの小井貴弘さんがインスタグラムを始めたのは2年ほど前。
それまではブログに商品情報をアップしていたが、ブログよりも早く入荷を知らせる方法として、インスタグラムを活用するようになった。
すると、ブログだけだった時と比べて、問い合わせ数が10倍近くアップ。売上げも約2割アップした。「インスタグラムに上げた商品はほとんど売れますね」と小井さんは話す。

カメラマンからインスタにダメだし

今ではスタイリッシュな写真が並ぶ同店のインスタグラムだが、最初はそうではなかった。
改善のキッカケとなったのは、3年ほど前から参加を始めた異業種交流会での出会いだった。
この会には造形作家や画家、カメラマンなど様々なクリエーターが参加。そこで出会ったカメラマンから、アドバイスをもらえるようになったことが転機となった。
「服にこだわりを持つ人を対象にするなら、真っ正面から商品を撮ったらダメ。もっと陰をつけるなど印象的に撮影しないといけないと、ダメ出しをしてくれました」(小井さん)。

インスタグラムにアップする商品の撮影風景インスタグラムにアップする商品の撮影風景。白い布の上に商品を置き、照明を当てスマホで撮影する。
「最初はスマホで露出を変えて撮影できることさえも知りませんでした」と小井さん。
そうしたノウハウもプロのカメラマンから教えてもらった
同店のインスタグラム同店のインスタグラム。パッと目に入った瞬間に印象に残るよう、アップする写真の順番を
「バックが白の写真」「背景のある写真」と交互に配置している。
それにより全体が市松模様のように見え、デザイン性を高めている

また、インスタグラムに並べる写真の順番もこだわるようになった。「バックが白の写真」「背景のある写真」と交互に配置。画面全体が市松模様のようなすっきりしたビジュアルになるよう工夫している。
「少しでも長く目に留めてもらえるよう、配色にも気を配っています」と小井さんは話している。

小井貴弘さんパラダイスランチ 代表 小井貴弘さん
社名:古着屋パラダイスランチ(東京都江戸川区)
設立:1997年10月
事業内容:古着の買取・販売。ジーンズのリペアを行う他、「aromaria accessories」のブランドでオリジナルアクセサリーの販売、「PUNCH&JUDY」のブランド名でリメイクした古着も販売している。

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402号(2016/10/25発行)16面

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