
WEB広告は顧客獲得単価が上昇している――。そんな中、改めて注目されつつあるのが「ポスティング」だ。実はポスティングはこの5年で130%に市場が拡大している。だが、ただ配布するだけでは弱い。商圏分析や競合分析を組み合わせた精度の高いポスティング支援サービスを提供しているのが、DEECH(東京都千代田区)。リユース企業の利用が増えており、中には導入後、問い合わせを2割伸ばした企業もあるという。
問合せ2割増のリユース企業も
システム上で配布エリアを指定すれば、そのまま発注できる。世帯数や年収帯も見ることが可能
DEECHでやれることは大きく分けて2つある。ひとつは、グーグルマップ上から配布したいエリアを選択して、24時間365日、いつでもポスティング広告を発注できること。
「通常、ポスティング会社に配布を依頼すると、見積もりをとるなど何往復もして、発注までに5営業日から7営業日くらいかかると思います」(佐藤氏)。だが同社の場合、システム上で配布したいエリアに1kmの丸で指定を入れると、選択エリアに1万世帯あるということが分かる。例えばそのエリアの配布単価が5.3円であれば、1万世帯に配布するには5万3000円といった具合に表示される。選択エリアを決めれば、自動で見積もりが出て、そのまま発注できるという仕組み。発注工数が大幅に削減できる。
ふたつめが、商圏分析に基づいた、費用対効果の高いポスティングができることだ。住民基本台帳と国勢調査のデータが入っており、例えば「年収700万円以上の所得高めの人がどこにいるか」といったことが地図上で確認できる。年齢層や世帯数、年収帯といったデータを可視化し、「どこに配るべきか」を明確にする。逆に「配らない方がよい場所」も分かるようになる。
第626号(2026/02/25発行)14面


