濃薄がステキ!!花嫁魅了する文字
PCが流通する以前、オフィスや家庭で主流だったタイプライター。すっかり目にすることは減ったが、現在でも中古販売や修理を行う専門店があると言う。タイプライターの現在を調査した。
100年前のタイプライターも、もちろん現役。CM撮影で嵐の二宮君が使った
「私の知る限りでは、タイプライター専門店はもう日本に数軒しか残っていませんね」。(福永成一代表)
その貴重な一軒が東京・神田にあるひかり事務機だ。昭和40年代創業の同社は、タイプライター専門で修理や新品・中古販売を行っている。現在新品流通はほとんどなくなり、中古品が主流になりつつある。同社では常時20〜30点の商品を扱い、価格帯は5万〜10万円ほどだ。
昭和40年代、現在のPCのようにオフィスや家庭で活躍していたタイプライター。現在でも思わぬところで需要が根強い。「貿易関係の企業や銀行、旅行会社、特許事務所などで今でも必要とされています。複写用紙への印字や、用紙に文字を狙い撃ちできるため使われているんです」(福永成一代表)。メインの取引先はこういった法人だ。修理やメンテナンスにも応じる。
右は有名ブランド・グッチのタイプライターケース。希少な物だ
418号(2017/06/25発行)11面