フォト蔵、中古カメラECモール、始動

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フォト蔵、中古カメラECモール、始動

2017年11月02日

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会員700万人の写真SNS、物販参入

会員数700万人で世界150ヵ国のユーザーが利用する写真投稿SNSのフォト蔵(東京都新宿区)。その同社が計画していた中古カメラ・レンズECモールが始動した。「フォト蔵モール」の名称で、10月13日にベータ版をリリース。

フォト蔵モールのトップページフォト蔵モールのトップページ。ベータ版として日本国内向けに販売

多言語対応ECモールとして世界に向けて中古カメラ販売を行う考えだが、ベータ版では日本語で日本国内のユーザーをターゲットに展開する。石塚孝一社長は8月の本紙取材に対し、「グローバルECで、数年後には年間売上高250億円を目指す」とコメントしている。

フォト蔵は世界中のカメラ好きを会員として抱える投稿・コミュニティサイトのため、ここからECモールへの送客を行うことができる。700万人という会員数は、強力な武器になりそうだ。

ECモールで販売する商品は、日本国内で買い取ったカメラ・レンズだ。同社は5月に買取サイト「カメラ買取byフォト蔵」を開始し、8月にはアーツ社からカメラ・レンズ買取サイトの「バイヤーズ」を買収するなど、商品調達の強化も着実に進めている。世界への販売を始めるに際しては、まず中華圏を軸に展開していく。

フォト蔵は日本語・英語・中国語・ベトナム語の4ヵ国語に対応。PV数は月間3000万に及び、投稿枚数は2億7000万枚(8月末時点)と、数多くの写真が共有されている。同社は今月、スマホ版の新インターフェイスをリリースしており、写真SNS・ECモールとして更なるサイトの充実を図る。

フォト蔵 石塚孝一社長フォト蔵 石塚孝一社長

426号(2017/10/25発行)7面

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