和光産業、ワックス廃液をリサイクル

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和光産業、ワックス廃液をリサイクル

2018年01月22日

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おう吐物凝固材に再生

ビル建物総合管理の和光産業(神奈川県川崎市)は、ワックスの剥離作業による廃液を、おう吐物凝固材にリサイクルする取り組みを実施している。

おう吐物凝固材おう吐物凝固材

現在、約30の商業施設やオフィスビル等の清掃現場で実施している、同社の「ワクスル グリーンクリーニング」事業では、専用機械を使って床面のワックスを水研磨する。廃液を水とワックスに分離させ、ろ過で回収したワックスポリマーをおう吐物凝固材に再生するという仕組みだ。

従来、廃液処理費用はオーナー負担の場合が多く、1ℓあたり85〜100円程のコストがかかる。最終的に焼却処分するため、CO2排出が問題にも。

おう吐物凝固材は1個1380円で販売。清掃技術導入は初期費用約300万円で、これは主にビル建物のオーナーをターゲットとしている。「1年以内におう吐物凝固材を2000個販売、清掃技術は300の現場で導入を目指します」(中西正敏取締役常務執行役員)。

和光産業 中西正敏取締役和光産業 中西正敏取締役

431号(2018/01/10発行)19面

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