NIS 質店POSに新機能 「流質いつ?」をスマホから

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NIS 質店POSに新機能 「流質いつ?」をスマホから

2018年03月16日

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NIS 質店POSに新機能 「流質いつ?」をスマホから

ソフトウェア開発等を行うNIS(東京都 豊島区)は、質店向けPOSシステム「POSible(ポッシブル)」にWeb質札機能を追加する。システム上でも質札の内容を確認可能にすることで、消費者の便宜を図る。
同社は数ヵ月以内に質店でのテスト運用を始める予定だ。
 
Web質札機能により、消費者はスマホやPCからいつでも質札情報を参照できるようになる。初回利用時に登録するメールアドレスとパスワードで、専用ページにログインする。

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▲質札検査機能のテスト画面

確認できるのは①流質期限②預けた日付③金額④利息⑤商品名。また、①預かり中②出質済み③流質といった状態別にソートが可能。「Web質札に相当する機能は他社にはない。差別化を図れれば」(曽我 則仁主任)。

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▲曽我則仁主任

機能追加の背景は、ポッシブルを導入済みの各店から「お客が質札を確認する手間を省きたい」という要望があったこと。大量利用客になると、同時に10~20の質札を持つこともあると言う。「利息の支払いは銀行振込で済ますところもある。複数の質札で期限等確認しなければならないことが、消費者のネックになっていたようです」(曽我主任)。

質店としても、問い合わせ対応のコストを抑えるメリットがある。
ポッシブルの料金は、導入作業等含め合計で50万~60万円が基準となる。他、保守契約が月額1万円~。これまで全国約30店の質屋で導入実績がある。

第435号(2018/03/10発行)3面

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