エニブル 「校正」サービスで会員50社へ

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エニブル 「校正」サービスで会員50社へ

2018年08月15日

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6A-1.JPG▲松本 悠利社長

中古精密機器BtoBサイト
「校正」サービスで会員50社へ

各種メーカーが製品開発する際に用いる、精密機器の法人間売買とレンタルサイトを
運営するのはエニブル(東京都町田市)だ。
サービス名は「エクイップ」。現在メーカー 20社以上が登録し掲載数は50点ほど。
同サイトは、「使用の場面が限定的でありながら、購入費用が高い精密機器」(松本悠利社長)に
特化した、法人間売買・レンタルのウェブサービス。今年4月にβ版をローンチした。
エクイップのサービスで8月に新たに導入したのが、出品機器の「校正」サービス
精密機器の校正とは、標準器を用いて測定器が表示する値と真の値の関係を求める作業を言う。
「フリマやレンタルサービスでは、ユーザーは常に商品状態を不安視する。
精密機器においては校正の有無が重要視されると見 て、校正の請け負いサービスを設けた」(松本社長)。
同社は「倉庫に眠ったままの精密機器」(同社長)を今以上に掘り起こし、
取引を活発化させることを狙う。会員登録50社・年間1000点出品を目標とする。
校正の作業費は1件数〜数十万円を想定。
実際の作業は、同社が提携した専門の校正業者2社が請け負う。
出品者は一度、エニブルに機器を送り、校正が完了したら出品者に返却される仕組みだ。
同サービスは現在、キャンペーンのため掲載料が無料。また取引手数料も無いため、
校正サービスを導入することで初めて収益化事業となる。

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▲エイクップのウェブページ

第445号(2018/08/10発行)6面

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