博報堂、社会や環境を意識した購買行動が見えてきた

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博報堂、社会や環境を意識した購買行動が見えてきた

2020年01月08日

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意識調査

博報堂(東京都港区)は、全国20~60代の男女6000名に、購買行動の調査を実施した。同調査から「長く使えるものを買う」人は9割以上、「不用品をあげる・売る」20~30代女性は7割以上という結果となった。調査名は「生活者のサステナブル購買行動調査」で、持続可能な環境・社会を意識した購買行動の特徴が見えてきた。

普段、買物をする際に気を付けていることは

9割が長く使えるものを買う
20~30代女性の7割が不用品はあげる・売る

まず、普段買い物でどんなことを意識しているかを聞くと、「長く使えるものを買う」と答えた人が91.9%で最多、次いで「すぐ新品を買わず修理して使う」(77.4%)、「必要最小限を買う」(73.6%)、「無駄づかいしないよう気をつけて買う」(72.6%)等の回答も7割以上あった。また「不用品を人にあげる・売る」は全体では約6割だが、女性の20〜30代では約7割にのぼり、他の年代層より1割程度高くなった。フリマサービスなど中古品売買の機会が多い影響が伺える。

また今後、どういう意識で買い物をしたいかを聞くと、「環境・社会に悪影響を与える商品・企業のものは買わない」という回答が8割以上と高かった。

同調査から、購入は最小限にし資源を無駄づかいせず、社会や環境を意識した生活者のサステナブルな購買行動が明らかになった。


〈調査概要〉
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年3月
調査対象:全国20〜60代以上の男女6000名

第478号(2019/12/25発行)16面

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