フロムジャパン、出品者への支援強化

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フロムジャパン、出品者への支援強化

2020年07月07日

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Borderless! 
海外越境最前線 購入代行サービス最新動向

航空旅客便の減便に伴い、4月からEMSが停止するなど物流に大きな影響が出る中で、購入代行を行う事業者に注目が集まった。コロナ前と比べ、売れ筋の商品や地域も大きく変化したようだ。最新の状況を聞いた。

マケプレ出品呼びかけ

全世界のバイヤーに向けて購入代行サービスを展開しているFROM JAPAN(東京都中央区)では、サイト上にマーケットプレイスを新設し、事業者に対し出品を呼びかけている。

自由度の高さを押し出し、出品増を目指す自由度の高さを押し出し、出品増を目指す

フロムジャパンではスモールBによる購買行動がコロナ前から多く、経営企画室の神田翔平氏は現状を「前年を上回る堅調な推移」と表現する。

かねてより、ストリートファッションを中心にアパレルが買われる傾向にあるが、コロナ下ではアパレルに加え、任天堂スイッチのゲームやフィギュア、リラクゼーション機器など巣ごもり消費も伸びた。3月から4月にかけては物流の停滞もあったが、現在はECMSにも対応し、米国や東南アジアを中心に販売を行っている。

また同社では6月より、「FJセレクト」というマーケットプレイスの運営を開始した。現在はアニメグッズや特撮グッズを中心に揃えている。

セラーに対しては、「外国語対応や、税関や物流業者とのやりとりを支援するほか、送料などコスト圧縮も可能です」(神田氏)。

経営企画室 神田翔平氏経営企画室 神田翔平氏

手数料は売上金の10%に設定。CSVによる出品が可能なほか、ニーズに応じて対応するとしている。セラーに対してフルフィルメントで支援を行い、柔軟性を差別化の要素としたい考えだ。

今後、「FJファッション」の名称でリユースファッションのマケプレを開始する予定。

第490号(2020/6/25発行)15面

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