古物商への浸透進む本人確認「eKYC」とは?

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古物商への浸透進む本人確認「eKYC」とは?

2021年03月05日

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2018年に古物営業法と犯罪収益移転防止法が改正されたことで「eKYC」で本人確認が完了できるようになった。eKYCとは「electronic Know Your Customer」の頭文字をとったもので、デジタルで本人確認を行う仕組みを指す。導入すれば、WEBブラウザやアプリで本人確認を完結できる。近年、古物商にも普及が進んでいる。

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顔と免許証を写しその場で本人確認

eKYCサービスは、大きく2つに分かれる。スマホ等で書類と顔を読み取る方式と、マイナンバーカードのICチップを読み取る方式だ。

現在の主流は顔認証方式だ。本人確認の方法は各社概ね共通しており、まず自身の顔をスマホのカメラ等で映す。この際、生体であることを確認するため、瞬きや笑顔、顔を動かす等のランダムな指示に対応しているかを判断する。

次に免許証等の本人確認書類の表・裏・斜めを動画撮影する。これは厚みや反射を認識し、本人確認書類の偽装を防ぐためだ。

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第506号(2021/2/25発行)11面

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