SJカンパニー、孤独死の現場に見る3つの共通点

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「生前整理ダイアリー」

SJカンパニー、孤独死の現場に見る3つの共通点

2021年05月01日

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~生前・遺品整理ダイアリー~
思い手に寄りそって Story20

一般的なイメージと異なり、現役で持ち家に住み、資産を持っていても孤独死する人がいます。そのような現場には3つの共通点があるとSJカンパニーの鈴木昌巳氏は語ります。今回は鈴木氏が手掛けた資産を持つ男性の遺品整理のケースをご紹介します。

一般社団法人日本遺品整理協会一般社団法人日本遺品整理協会では遺品整理のプロフェッショナル人材を育成している

孤独死の特徴備えた
50代単身男性の現場

孤独死と聞くと、経済的に困窮し、人縁地縁を失った人がするものというイメージがあるが、実は現役で資産のある人でも孤独死することがある。一般社団法人日本遺品整理協会理事で遺品整理・生前整理と特殊清掃を手がけるSJカンパニーの鈴木昌巳氏が3年ほど前に扱った案件がまさにそのケースだった。

「都内のマンションで50代の男性が孤独死したのですが、現役のトレーダーとして活躍されていた方で、かなりの資産をお持ちでした。離れてはいましたが、実のお兄さんもおられたのです。ただ、フリーランスで独身だったので、発見されたときは死亡後1ヵ月経過していました。6月だったので、近所の住民から異臭がすると通報があった時には、"ポエム"物件になっていましたね」と鈴木氏。

"ポエム"というのは鈴木氏の造語で、「ポエム(詩集)=死臭」が部屋中に充満していることを意味する。遺体の損傷が激しく、毛髪がカツラのようにすぽっととれて床に落ちていた。また、故人はキャラクターグッズのコレクターだったが、臭いが付着してとれず、一つも売却することができなかったという。

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第510号(2021/4/25発行)19面

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