イー・エフ・オー、主力店の月販47%増 店舗拡大で委託呼び込む

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イー・エフ・オー、主力店の月販47%増 店舗拡大で委託呼び込む

2019年04月26日

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2-B①.jpg▲リニューアルしたcocoloそごう大宮店

婦人服の委託販売店を運営するイー・エフ・オー(東京都台東区)の主力店舗cocoloそごう大宮店が3月、770万円を売上げ前年同月比47%増と躍進した。2月に契約の関係から、そごう大宮店内2Fにあった店舗を3Fの専門店街に移転しリニューアルした。店舗面積を11坪から21坪に拡大し、陳列点数を増やしたことが売上に貢献した。1ヵ月で2000点の委託持ち込みがあり、回転率も向上した。同社は50~70代の女性をメインターゲットに婦人服の委託販売店を全国で8店舗運営している。注力しているのはモノ・カネではなくヒト・コトに力を置いた接客をすること。

再オープン当日には花束やお赤飯を持参したお客がお祝いに訪れたといい、江口武志社長は「人と人とのつながりを大切にした経営が実を結んだようで嬉しかった」と話す。商品預かりから売れるまでのフォロー 、売上金の受け渡しまで、委託ならではの利用者とのタッチポイントの多さを利用し、顧客満足度の向上につなげてきた。例えば全店で徹底しているのが、お客との会話の中で意識的に名前を呼びかけること。名前を知らない場合でも、例えばクレジットカードで支払いされる場合にはさりげなくカードの名前をチェックする。同社はそごう大宮店をはじめ、商業施設内の出店にこだわってきた。利用者の生活に密着した集客を実現している。

2-B②.JPG▲江口武志社長

第462号(2019/04/25発行)2面

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