ブランドコレクト、得意の英語を活かし海外のお客様との架け橋に

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ブランドコレクト、得意の英語を活かし海外のお客様との架け橋に

2020年02月07日

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仕事ができる人の1日

お客の生の声やファッションが重要なヒント
自分の目で流行をチェック バイリンガル店長

藪本めぐみさんブランドコレクト表参道店(東京都渋谷区)
店長 藪本めぐみさん


28歳。学生の時から古着屋巡りが趣味。大学のゼミではファッションマーケティングを研究した。新卒で「トレジャー・ファクトリー」に入社し、千葉県内の「トレファクスタイル 3店舗」に勤務。2017年、「ブランドコレクト 原宿店」に異動。2018年店長となる。2019年7月、同表参道店のオープンに伴い、店長として着任した。

買取客との会話から流行をヒアリング

「店長としての管理業務もありますが、まるべく売り場に出て、お客様の声を聞くようにしています」と話す藪本めぐみさん。

特に大切にしているのが買取客との会話だ。正規店で購入したお客から、「今どんな商品が入荷待ちになっているか」「入手までどのくらい時間がかかったか」など、生の情報を得ている。ネットからの情報には限界があり、こうして得た情報は、販売する時の商品知識として、とても役に立つと言う。ブランドコレクト表参道店の客層は7〜8割が外国人。その内8割ほどが中国からのお客だ。

「そうしたお客様の服装もよく観察しています。ロゴものを身に付けている方が多いと思ったら、ウインドウにロゴもののアイテムを並べたり、トレンドを常に意識するようにしています」。

表参道周辺の中古ブランドショップはもちろん、休日にはブランドショップを巡り、自分の目でどの店が混んでいるかなどもチェックしている。

ブランドコレクト表参道店ブランドコレクト表参道店の店内

得意の英語を活かし海外客から買取

英語が得意な藪本さん。古着店のトレファクスタイルから、ブランドコレクトへの異動を希望したのも、得意の英語を活かしたいと考えたからだ。

現在は、英語での販売の他、買取にも対応している。時には他店では英語で買取対応してもらえなかったお客が同店にたどり着き、感謝されたこともあったと言う。買取依頼に訪れる富裕層のお客は英語が話せるため、スムーズにやりとりができている。

「今後は英語力をスキルアップし、英語を活かした業務を通して、海外のお客様との架け橋になれたらと思っています」

藪本さんの七つ道具

七つ道具1.手袋高額品を扱う店舗であり、他店舗と差別化する意味もあり、黒い手袋を使用
2.ペン型のブラックライトペンライト代わりに、バッグの奥などを照らすのにも便利
3.ルーペお客の目の前で査定することもあるので、ルーペもスタイリッシュなデザインのものを使用
4.ショップカード接客をしながらショップカードを渡し、近隣にも店舗があることを知らせている

イベントや新作情報はWWD JAPANで

WWD JAPAN藪本さんがインスタグラムの他によく見ているのは、「WWD(Women's Wear Daily) JAPAN」のサイト。ここでブランドの新作発売日やイベントの情報などをチェックしている

第480号(2020/1/25発行)14面

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