物価高で半数がリユース購入活発に

検索

物価高で半数がリユース購入活発に

2023年04月18日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

物価高騰が終わりを見せない中、リユース市場の活性化も続いている。ブランディアが1月に実施した、物価高騰がリユースの消費行動に与える影響に関するアンケート調査を行った。

不用品売却経験者も増加

物価高騰の影響を受けて、ジャンルを問わずリユース商品を購入したことがありますか?
ブランディア 物価高騰の影響を受けて、ジャンルを問わずリユース商品を購入したことがありますか?
物価高騰対策のため、手持ちのアイテムを買取・オークション・フリマサイト等で売却したことがありますか?
ブランディア 物価高騰対策のため、手持ちのアイテムを買取・オークション・フリマサイト等で売却したことがありますか?

ブランディアの調査によると、物価高騰の影響を受け、リユース品の購入や不用品の売却が活発になった。本調査の対象は20〜70代のユーザー265名。

「物価高騰による家計への影響を感じているか」の問いに対しては、「非常に感じている」「感じている」の合計が90.1%だった。ほとんどの人が物価高騰の家計への影響を実感しているという結果。

「物価高騰への影響を抑えるため、工夫していることはあるか」という質問では、食費・水道光熱費の節約以外では「リユース品の購入」が47.1%、「不用品の売却」が39.9%という回答。リユースの利用が上位を占めた。

「物価高騰の影響を受けてリユース品を購入したことがあるか」の質問では、「これまでも利用しており、より積極的に利用するようになった」「これまでは利用していなかったが、利用するようになった」という回答が合計で50%だった。

また、「物価高騰対策のため、手持ちのアイテムを買取り・オークションサイト等で売却したことがあるか」の質問では、「これまでも利用しており、より積極的に利用するようになった」「これまでは利用していなかったが、利用するようになった」という回答が合計で36%。物価高騰により、リユースの行為が活発化したことがうかがえる。

今後のリユース活用については「積極的にリユース品を購入していきたい」「積極的に不用品を売却していきたい」について「強く思う」「思う」の合計が、それぞれ57.6%、77.7%という結果。

物価高騰は今後もリユース市場に影響を与えていきそうだ。

調査方法:インターネットによるアンケート調査

調査機関:2023年1月16日~1月19日

第557号(2023/04/10発行)18面

Page top
閉じる