中古リモワ専門店「スーツケースマイレ」コロナ前売上に回復

スーツケースブランド「リモワ」専門の買取販売店スーツケースマイレ（運営：ウエーブ・エス・アンド・エス、東京都世田谷区）は、コロナ前の売上水準に回復している。コロナ前の月商200万円から、2020年・2021年は40万～50万円に下落。だが昨年4月以降、コロナ前と同額の平均月商が続いている。昨年4月以降、月商200万円に

昨年4月以降、月商200万円に

店舗では、機内持ち込み用を上段、海外旅行用の大型を下段に展示

要因として、海外渡航者の増加が挙げられるという。海外旅行で用いられる80Ｌ以上のサイズが売れやすくなった。だが渡航者数自体は、コロナ前に届いていない。この状況下で売れ行きが回復した背景を、 高見澤慶太社長はこう話す。

「スーツケースは、海外に行くと傷がつきやすい。それなら最初から中古がいいと、以前からメーカー問わず需要があります。その中でもリモワは、ファンが多い。新品にない2輪モデルや旧モデルがほしい方もいらっしゃる。また新品は約1.5倍高騰していますし、コロナやウクライナの戦争の影響で正規店に入荷されない時期もあったようで、中古が求められていると思う」

第559号(2023/05/10発行)6面