オーネミューエ、リユース前提の子供服ブランド「KasuRekids」開始

オーネミューエ（東京都港区）は、サイズアウトした洋服を買い取る子供服ブランド「KasuRekids（カスリキッズ）」の展開を始めた。生産だけではなく、購入したユーザーから直接買取り、再販やレンタルにも注力していく。

サイズは100～130㎝。3色のうち、紫色が最も人気だという

購入したユーザーから買取りも予定

第1弾商品のワンピースは、4月26日～5月30日にクラウドファンディングサービス「Makuake（マクアケ）」で先行予約販売を実施。33人の応援購入につなげた。同商品はリユースを前提に、長く着用できるよう、丈夫さと飽きのこないデザインとなるよう開発した。先染め織物の「久留米絣（くるめかすり）」を用いた綿100％の自然素材で、厚手生地が実現。胸元もよれにくくなるよう工夫した。

カラー展開は紫と茶と紺で、3色とも無地だ。汚れがついても目立ちづらく、流行や季節に左右されにくい。 さらに織り工程の前後で余ってしまう「端切れ」を使用し、廃棄を抑制する企業姿勢も打ち出す。1万8700円（税込）と高単価だが「買い取る姿勢に共感する方がいらっしゃる」と長谷川まゆみ代表は話す。

第562号(2023/06/25発行)3面