「0から始める古物開業Story」第9回、競合店が次から次に...

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「0から始める古物開業Story」

「0から始める古物開業Story」第9回、競合店が次から次に...

2023年10月13日

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0から始める古物開業Story

本格的に古着店を営みはじめた僕ですが、またもや壁にぶち当たります。それが競合古着店の存在です。そのエリアで先に営業していた米国古着店が、僕の出店を意識してか、店舗を増築しはじめます。それに負けじと、こちらも店舗の拡大(隣の空き室を古着店として併設)で応じます。そうこうするうちに、なんと別の古着店が出店してきました。そこはうちの店から徒歩10分ばかりの場所にあり、米国だけでなくヨーロッパの古着も扱っているみたいでした。えぇ......、と動揺している僕を横目に「また新しい古着店ができるってよ」なんていう噂も最近耳にしました。その情報が正しければ、今年中にも僕の店から徒歩3分ばかりのところにカナダ仕入れの古着店ができるらしいです。

差別化のため、あえて道具市場で買付け

古着屋MINT 競りの専門知識がなくとも、オンライン市場であれば簡単に参加及び落札ができる競りの専門知識がなくとも、オンライン市場であれば簡単に参加及び落札ができる

(ほんとに古着ブームすごいな......)

とにかく店の差別化戦略を急ぐべきだと考えるようになりました。開店当初からうちの店は20代前後の若者をコアターゲットにしており、そこはすでに他の競合店と異なる点ではありました。他店舗はどちらも高単価な商品を揃えており、おそらくターゲットは30代以上といった様子です。でもそれ以外にも差別化要素は必須だろうと考え、僕は仕入れ先を開拓することにしました。

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第569号(2023/10/10発行)19面

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