エコプレ、3万人集める屋外フリマ

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エコプレ、3万人集める屋外フリマ

2023年12月09日

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リユース店や不用品回収業などを展開するエコプレ(岐阜県岐阜市)が主催するリアルフリマ「エコプレ フリーマーケット(以下:エコプレフリマ)」の参加者が3万人を超える規模に拡大している。一般的なフリマに、ミュージシャンの演奏やスーパーカーの展示などを加え、独自性を高めている。今では市と協定を結んで協賛を得るなど、周辺を巻き込んだ一大イベントにまで成長した。

岐阜のリユース店が主催

出店料一律1000円

エコプレ 左が瑞穂市の森市長。右が大前孝宏社長。今年の締結式の様子で。左が瑞穂市の森市長。右が大前孝宏社長。今年の締結式の様子で。

エコプレフリマは10月の会で計3万人を集客した一大イベント。岐阜県瑞穂市の商業施設PLANT-6の駐車場を借りて開催することが多く、知人が運営する施設とあって賃料も一日で数万円と安いそうだ。大きい会では出店が500ブースほどあり、内容は物販だけでなく飲食・メダカすくい・マッサージ店など多岐にわたる。インスタなどで賑わいの反響が広がり、今では四国から車で参加する出店者も現れた。出店料が一律1000円と格安設定なことも人気要因の一つだ。

特徴はアーティストを呼んでいる点で、地域のレゲエ歌手やティックトック系のインフルエンサー、キッズダンサーらなどがトラックの特設ステージなどを用いてパフォーマンスする。さらにはリバティーウォーク社などのスーパーカー系の著名企業を招いて展示会なども企画。若者・中高年男性などあらゆる客層に刺さるコンテンツを用意して規模を拡大してきた。こうした実績が認められて今年の7月には瑞穂市と協定を結び、地域のまちづくりを担う催しとしてさらなる飛躍を目指している段階だ。「当初こそ自社の在庫処分が目的だったが、出店者・参加者・地域への還元率の高い催しを模索するうちに多くの人たちが集まってくれた」とエコプレの大前孝宏社長。

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第573号(2023/12/10発行)19面

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