読書スペース付き、アートとビジネスがテーマの古書店

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読書スペース付き、アートとビジネスがテーマの古書店

2024年01月24日

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東京・京橋駅の近くに昨年12月5日にオープンした「Seibundo」。アートとビジネスの本を販売する古書店だ。手がけるのは横浜・馬車道の老舗古書店・誠文堂書店から暖簾分けした合同会社Seibundo。代表社員の内山明夫さんに、なぜ今「アートとビジネス」の古書店なのか取材した。

老舗古書店の息子が
新コンセプトで出店

Seibundo 落ち着いた内装の読書スペース。それぞれプライベート空間が確保されている落ち着いた内装の読書スペース。それぞれプライベート空間が確保されている

内山明夫さんは誠文堂の次男。5歳の頃から店番をし、出張買取やネット販売の手伝いをしていたという生粋の古書店の息子だ。

大学では経済学部に進学し、大学院を経て生命保険会社に就職。以来、様々な企業で経営戦略や新規事業の立ち上げに携わり、現在もこの店舗を運営しながら、フリーのコンサルタントもしている異色の経歴の持ち主だ。

「左脳がつかさどるのがロジカルなビジネス領域なら、右脳がつかさどる創造性はアートの領域。私がこれまでやってきた新規事業開発は、アイデアが閃いた後は論理的に実行に移していく。つまり、右脳と左脳の両方の要素が求められます。ならば、アート思考とそれをビジネスに実装していく経営学をテーマにした古書店を開き、同時にイベントやセミナーも開催していったら面白いのでは、と考えました」と内山さんは語る。

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第576号(2024/01/25発行)16面

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