なぜ4割のスーツは捨てられる?

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なぜ4割のスーツは捨てられる?

2024年04月11日

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入学や入社式、冠婚葬祭など礼服やビジネスシーンで必需の「スーツ」。社会人であれば、1人で何着も保有していることが珍しくない。ただ、二次流通市場において、その存在感は薄い。新調するのに1着数万円することが珍しくなく、一定の需要が中古品で見込めそうにも関わらず、リユースに回りにくいのはなぜか、原因を深堀する。

低単価品、持続可能性ほど遠く

古着スーツが少ない
4つの理由とは

クールヴェール リユース店に並ぶスーツ。売り場はごくわずかだリユース店に並ぶスーツ。売り場はごくわずかだ

スーツの買取専門店を運営するクール・ヴェール(東京都新宿区)が男性500名に対して実施したウェブアンケートでは、古くなったスーツの処分方法について、約42%が「ゴミとして処分する」と回答。これは古着店への売却(10%)買取専門業者への売却(9.6%)フリマアプリ等での売却(9%)よりも高い割合だ。

理由は(1)汚れなどで再販が難しい(2)サイズ合わせが難しい(3)販売効率が悪い(4)スーツ需要が減少──の4点。

(1)最も困難な問題が汚れだ。ブランド古着の宅配買取を手掛けるKLD(福岡県糸島市)の伊東健太社長は、「着ながらハードワークする性質上、汚れやシミ、臭いが目立つ」と話す。汚れに加え、裏地の刺繍が買取NGとなる場合もある。

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第581号(2024/04/10発行)12面

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