中古PCリングロー、廃校をIT機器学び舎に

山形県舟形町と協力で

中古PC事業を行うリングロー（東京都豊島区）と山形県舟形町は4月15日、共同プロジェクトの「長沢集学校」をオープンした。

長沢集学校のオープンを体育館で祝う人々

廃校を地域住民の交流とIT機器の学びの場として再生。オープニングイベントではドローン体験会などを実施し、100名弱の人々を集めた。

常設で設置したのは、交流スペースや無料でIT機器の相談や講習受講が行える「今日室（きょうしつ）」など。学校に残された思い出の品を展示する部屋もつくった。

地域住民が交流できる場所という役割も担う

同社は舟形町をモデルケースに、これから3年以内に「集学校」を全都道府県の6割に設置したいと考えている。IT機器の教育や相談を無料で提供し、製品保証や修理などはリングローが事業として提供する。

長沢集学校は、常設の施設のみでなくイベントも毎月1回程度のスパンで開催する方針だ。4月28日には、シニア向けPC活用セミナー、5月中旬には中古PC販売会、5月20日には、VRゲームと360度カメラ体験イベントを予定している。

414号（2017/04/25発行）6面