【若手経営者の志】3peace、加藤 雄大社長

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【若手経営者の志】3peace、加藤 雄大社長

2024年01月03日

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当社は海外古着の卸倉庫を国内4拠点で展開するほか、直営・フランチャイズ(FC)合わせて小売店を26店舗展開しています。卸倉庫では一般のお客様にも販売しています。また小売店については路面店出店や商業施設内でのテナント出店といった形式です。FCにも力を入れており、現在5店舗まで増やすことができました。海外古着の調達については、タイやパキスタンから月間10トン弱ほど輸入しています。今期(2024年3月期)の売上高は15億円ほどの見込みです。

海外古着ブーム一段落、厳選される時代に

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加藤 雄大社長(36)

古着業界における最近の課題は、ブームが一段落し、厳選化が進んでいることではないでしょうか。昨年の6月くらいから潮目が変わってきているように感じます。例えばそれまで、海外古着は大きければ何でも優れている、というようなブームでしたが、今は絶妙な大きさでないとダメ、というように厳選されてきています。世の中で起きている物価高が消費者の財布の紐を固くしている中、やはり海外古着も「娯楽」の1つに入るため、売れる量が業界全体で減ってきているようにも感じます。厳選化が進む中で、事業者同士によるモノの取り合いが激化し、単価も高くなります。売上高を伸ばせないと、仕入れが追いつかないという状況にもなりかねません。

そうした中で、当社でもクオリティの高い商品を仕入れられるよう、そこに「自動化」を取り入れようと努めています。より上流の部分で厳選してピックできるような仕組みです。

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第575号(2024/01/10発行)6面

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