繁盛店の店づくり【vol.283】バリュエンスジャパン、高級外車が店内に心斎橋にALLUの新コンセプト店

バリュエンスジャパン（東京都港区）は、昨年12月、大阪・心斎橋にプレオウンド・ブランドショップ「ALLU（アリュー） 心斎橋 ANNEX」をオープンした。ブランド品だけでなく、骨董品や外車など、希少価値の高いものを同じ空間に陳列し、これまでにない店づくりに挑戦している。

ALLU 心斎橋 ANNEX

1階では、ポルシェ（手前）とメルセデスベンツ（奥）の2台の高級外車を展示・販売（取材時）。今後は適宜、別の外車に入れ替えていく予定

2月初旬の大阪・心斎橋の商店街。中国の正月・春節を控え、多くの観光客が訪れる中、マイアミブルーのポルシェは一際観光客の注目を集めていた。他にも店内にはブランド品と一緒に骨董品や甲冑が陳列されるなど、従来のブランド店の枠を超えた店内は驚きの連続だ。

「以前からALLU では、お客様からブランド品以外の資産（自動車や不動産）について、相談されることがありました」と同店店舗責任者の西門千聖さん。今回、バリュエンスジャパン運営の古美術八光堂（骨董）や、バリュエンスジャパンのグループ会社で、輸入車をメインとした買取・販売を手掛ける米（よね）自動車などの持つ事業基盤を活用し、顧客のニーズに広く応えられる店として、同店がオープンした。「車好きの方には時計好きの方も多く、そのまま2階の時計コーナーに行くお客様も多いですね。ドライビングシミュレーターもあり好評です。色々な体験ができる店として楽しんでもらえたらと思います」と西門さん。

第578号(2024/02/25発行)11面