中古アニメホビー 国内と海外で"売れ筋"に違い

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中古アニメホビー 国内と海外で"売れ筋"に違い

2022年12月07日

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日本のアニメは世界中で人気だ。種類もさまざまある中で、日本国内と海外では「ウケ」に違いがあるという。何に人気が集まっていて何がダウントレンドなのか。中古アニメホビーを扱うリユースショップに話を聞いた。

海外では新ジャンルにも需要
日本では原神に注目集まる

トレンドパトロール 原神は、誕生した中国より日本の方が盛り上がっている原神は、誕生した中国より日本の方が盛り上がっている

海外人気はワンピースやドラゴンボール。「もはや、誰もが知っています。お土産で渡せばみんなが喜ぶ」と秋葉原に店舗を構えるジャングル2号店(運営:ジャングル、大阪府大阪市)の岩田賢晴副店長は話す。これら定番アニメの他には、ゴジラや大人向けの仮面ライダーのベルトが人気だ。コアなファンも多いという。また、中国や台湾では「すみっコぐらし」などマスコット系のキャラクターのも人気が高まっている。駿河屋新宿マルイアネックス店(運営:エーツー、静岡県静岡市)の糸長健悟店長は「人間がモデルのキャラには性的な側面で規制があるらしく、このような可愛い系のものに需要が集まっているようです」と話す。

コロナ禍で動画配信サイトがより広まったことで国内外でコンテンツを同時に共有できるようになった。それにより流行のタイムラグがなくなり、新しめのものも海外でもてはやされる状況にある。

日本では「原神」の需要が高くなっている。原神は、中国生まれのゲームで、元素を擬人化したキャラクターを使って遊ぶロープレ。「デザインには日本のデザイナーも関わっているらしく、作り込まれた世界観が日本人にウケているのだと思います」と糸長店長。食べ放題で人気のカフェ「スイーツパラダイス」でコラボメニューの特典として付いていたコースターは、定価は0円設定だが、高いもので2600円で売られていた。

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第549号(2022/12/10発行)20面

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