
アパレル業界が長年抱える「在庫廃棄」という社会課題。その解決策として期待されるのが「オフプライスストア」だ。パルグループホールディングスと双日の合弁会社として設立されたローカスト(大阪府大阪市)と、ゲオグループのゲオクリア(愛知県名古屋市)が展開する「LuckRack(ラックラック)」の2社は昨年から出店拡大に着手。販売網強化に乗り出している。
昨年から続く出店ラッシュ
GMS中心に展開
ラックラックはブランド見直しにより黒字化を実現
ローカストの店舗数は、12月上旬時点で44店舗に達した。特筆すべきはそのスピードだ。同社PR担当の氏田かのこ氏によると「業界トップを目指すため、昨年2月20日以降、ほぼ週1出店というハイペースで新規出店を重ねてきた」という。短期で100店舗達成を目標としている。
一方のラックラックも近い将来100店舗まで拡大したい考えだ。「現在の40店舗規模では、メーカーから魅力的な在庫提案があっても、量が多すぎて捌ききれずに断らざるを得ないケースがある」と滝城陽介社長は言う。例えば「1品番1000点」「総数5万点」といった単位の余剰在庫を一括で引き受けるには、それ相応の販売網が必要となる。100店舗体制の構築によって、メーカーの倉庫を一掃できるだけの「バイイングパワー(購買力)」を確保したいという。
出店場所は双方ともGMS(総合小売業)をメインとしており、陣トリ合戦が今後も加速していきそうだ。
第624号(2025/01/25発行)13面


