リユース企業 チェーン売上ランキング2023(2022年度版)

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リユース企業 チェーン売上ランキング2023(2022年度版)

2024年05月28日

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リユース企業・チェーン店舗売上ランキング2023がまとまりました。リユース業界専門紙「リユース経済新聞」がリユース企業の実態を調査、チェーンで展開する企業の店舗数TOP15社をランキング形式で紹介します。尚、2022年度の実績値となります。

 目次

  1:リユース企業 チェーン店舗売上高ランキングとは

  2:売上ランキングTOP15社を紹介

  3:2023年(2022年度)調査から見えた変化

  4:まとめ

1:リユース企業 チェーン売上高ランキングとは?

チェーン売上ランキングは、リユース経済新聞が毎年1回、全国のリユース企業を対象に行う調査「中古(リユース)売上ランキング」をもとに、チェーン展開する企業の売上を算出し、紹介しています。

リユース業界でよく知られるチェーンとして、セカンドストリートや、ブックオフ、おたからやが挙げられます。その他にも、国内には多種多様なリユース店がチェーン展開しており、フランチャイズから直営まで、その業態は様々です。

その他、総合的な調査結果はコチラの記事を参照ください:中古(リユース)売上ランキング2023BEST250(2022年度実績)

「リユース売上ランキング2023」調査概要

調査概要:2022年度におけるリユース売上高を基に順位付けを行った。22年4月から23年3月までのいずれかを通期決算月として締めたリユース売上を22年度実績とした(一部企業においてはその限りでない)

調査期間・方法:2023年5~6月に、インターネットフォーム、FAX、電話、メールのいずれかで回答を受け付けた

2:売上ランキングTOP15社を紹介

ここからは、中古品(リユース)企業・チェーン売上ランキングのTOP15社を紹介していきます。※印はリユース経済新聞の推計値であり、正確な数字とは異なる場合があります。

15位 エンパワー(買取大吉) チェーン中古売上高 ※263.2億円、700店舗

15位は、エンパワーです。本社を東京都新宿区に置き、買取専門店「買取大吉」の運営とFC運営、加盟店の開発、運営サポート、またブランド品などを競る「大吉オークション」を主催しています。「買取大吉」では全国に950店舗以上を構えるほか、出張買取や催事買取も行っています。

14位 コスミック流通産業(J・マーケット) チェーン中古売上高 ※269.0億円、19店舗

14位は、神奈川県横浜市に本社を置くコスミック流通産業です。金券業界の大手であり、「J・マーケット」の屋号で新幹線券や航空券などの買取販売を行っています。神奈川、東京、千葉など全国に19店舗を構え、オンラインストアも運営。今年5月には東京都中央区に「J・マーケット ヤエチカ2番通り店」をオープンしました。

13位 トレジャー・ファクトリー(トレジャーファクトリー、トレファクスタイル) チェーン中古売上高 302.4億円、248店舗

13位は、トレジャー・ファクトリーです。家具・家電などを扱う「トレジャーファクトリー」を中心に、服飾の「トレファクスタイル」など専門業態も展開しています。国内外で新規出店を進め、245月末にはグループ全体で281店まで拡大予定。幅広い商材と多店舗展開を強みに、ネットワークを広げています。

12位 バイク王&カンパニー(バイク王) チェーン中古売上高 334.8億円、78店舗

12位にランクインしたのは、バイク王&カンパニーです。本社を東京都世田谷区に、物流センターを横浜、大阪、神戸の3拠点に構えています。バイクブームを背景に、卸売り・小売りともに車輌売上単価が大幅に上昇するなど好調です。ブランド品買取、保険販売なども行い、事業拡大を図っています。

11位 BuySell Technologies(バイセル、タイムレス) チェーン中古売上高 ※337.2億円、200店舗

11位は、バイセルテクノロジーズです。着物・ブランド品のリユース事業を手掛け、シニア向け出張買取では最大手です。2022年に買取店「WAKABA」を運営するフォーナインを傘下に加えたことで、店舗数を拡大。現在は「BuySell」屋号の実店舗も積極的に出店しており、今年4月には都内12店舗目となる「バイセル 恵比寿駅前店」をオープンしました。

10位 Eco Ring Holdings(エコリング) チェーン中古売上高 411.4億円、185店舗

10位は、エコリングです。兵庫県姫路市に本社を置き、関西や関東を中心に買取事業、ブランド品専門店運営、インターネット販売などの事業を行っています。また、骨董、道具とブランド品のネットオークションにも参入しています。244月にはCO2削減に向けた取り組みが評価され、第32回 地球環境大賞の「日本商工会議所会頭賞」を受賞しました。

9位 大黒屋(大黒屋) チェーン中古売上高 ※447.0億円、250店舗

9位は、本社を東京都千代田区に置く大黒屋です。バッグや時計、ジュエリー、洋服などの買取販売、質業を行っています。またブランド品などを競るDKオークションも運営。同社が運営している「チケット大黒屋」では、スポーツ観戦チケット、アミューズメントパークのチケット、公共交通機関の切符など幅広いチケットを扱っています。

8位 ハードオフコーポレーション(ハードオフ、オフハウス) チェーン中古売上高 609.8億円、931店舗

8位は、本社を新潟県新発田市に構える、ハードオフコーポレーションです。リユース事業を軸に、ハードオフ、ホビーオフ、ガレージオフなど、7業態の多店舗展開を行い、それらのフランチャイズ事業も行っています。店舗数は国内・海外合わせて976店。また、ブックオフコーポレーションにもフランチャイズ加盟契約をしています。

7位 バリュエンスホールディングス(なんぼや、STAR BUYERS AUCTION) チェーン中古売上高 ※633.8億円、164店舗

7位は、本社を東京都港区に置く、バリュエンスホールディングスです。買取専門店「なんぼや」「八光堂」、オークション事業として「スターバイヤーズオークション」、販売事業として「ALLU」を運営しています。積極的な海外展開により海外売上高比率が伸長しました。一方で24年8月期の売上高は12億円の営業赤字に。売上総利益重視の仕入れに転換を図るなど対策を進めています。

6位 エーツー(駿河屋) チェーン中古売上高 650.0億円、127店舗

6位は、エーツーです。本社を静岡県静岡市に置き、駿河屋、エーツー、ブックマーケットを運営し、それらをフランチャイズ事業としても展開しています。24年時点で全国に127店舗を展開。最近では丸井グループとの提携により商業施設内に実店舗を広げるほか、新刊書店との複合店舗開発にも乗り出し、チェーン流通拡大を進めています。

5位 甲南チケット(甲南チケット、マルトクチケット) チェーン中古売上高 669.9億円、26店舗

5位は、甲南チケットです。本社を長野県松本市に構え、株主優待券、金券、商品券などを買取販売しています。大阪、兵庫、京都など関西エリアを中心に26店舗を展開。独自の決済サービスアプリ「セルペイ」を導入して幅広い商品の買取りに対応しています。今年4月には長野県松本市に駿河屋のFC店「駿河屋 松本店」をオープンしました。

4位 いーふらん(おたからや) チェーン中古売上高 ※701.2億円、1013店舗

4位は、いーふらんです。買取専門店の「おたからや」を国内1000店舗以上展開するほか、古物市場「おたからやオークション」を開催しています。23年にはシンガポール共和国に新会社「E-fran SG PTE.LTD.」を設立し、24年から本格的に事業をスタート。東南アジア・アメリカをはじめ、各国で海外展開を計画しています。

3位 コメ兵ホールディングス(KOMEHYOBRAND OFF) チェーン中古売上高 ※861.1億円、180店舗

3位は、本社を愛知県名古屋市に構える、コメ兵です。宝飾、ブランド品の買取販売を行う「KOMEHYO」と、ブランド買取専門店の「BRAND OFF」を中心に、国内外で店舗を展開しています。24年4月には東京都中央区に「KOMEHYO日本橋店」をオープン。「KOMEHYO」「BRAND OFF」のそれぞれで出店戦略を強化し、3年で直営店、FC店それぞれ100店の出店を目標に掲げています。

2位 ブックオフグループホールディングス(ブックオフ、ブックオフスーパーバザー) チェーン中古売上高 1204.9億円、800店舗

2位はブックオフグループホールディングスです。本社は神奈川県相模原市にあり、ブックオフなどで中古書籍やDVD、ゲームを買取販売するほか、ブックオフスーパーバザーなどでは中古アパレルやスポーツ用品などを取り扱っています。ヤフオク!ベストストアアワード 2023では、ブックオフオークションストアが4年連続で総合賞1位を獲得しました。

1位 ゲオホールディングス(セカンドストリート、ゲオ) チェーン中古売上高 ※1996.4億円、2023店舗

1位は、愛知県名古屋市に本社を置く、ゲオホールディングスです。2位以下と圧倒的な差をつけて1位にランクインしました。メディア店の「ゲオ」、総合リユースの「セカンドストリート」などを運営。直営店のみで売上高2000億円に迫る勢いを見せています。24年5月には、台湾市に同国30店舗目となる新店をオープンしました。

3:2023年(2022年度)調査から見えた変化

本調査の上位企業は、いずれも国内外で出店戦略を強化しています。ゲオは23年3月までに目標としていた「セカンドストリート」800店を達成、ブックオフはアメリカで毎期12店舗の出店を行っています。コメ兵は買取専門店を180店に拡大、買取販売を行う大型店の出店も進めています。 

前回からの変化で目立つのは、エコリングの上昇です。新店舗の開発や社会貢献事業などを含め、成長を重ねた結果と言えるでしょう。また大黒屋が順位を落とす一方で、甲南チケットが5位にランクアップしています。

 「チェーン売上ランキング」にランクインする企業は、FC加盟店を積極的に拡大したり、古物市場への参入や海外展開によって独自の流通網を確保しているケースが多く見受けられます。

今後売上拡大を目指すリユース事業者にとって、こうした大手企業とどのように差別化を図るか、自社の強みをどこに見出すかを見極める力が鍵となります。

4:まとめ

チェーン売上高についてまとめた今回のランキングでは、コロナ禍における各社の状況や取り組みの結果が表れています。厳しい状況に置かれていた金券業界では順位変動が起こった一方、新たな販路を見出してきた大手チェーンのフランチャイジー企業が結果を残しました。

最近ではリユース業界全体でM&A件数が増加しています。加えて、事業の多角化や他社との提携も活発です。リユース需要の高まりとともに競争環境が激しくなる中で、今後も会社の動きに注目が集まります。

リユース経済新聞では、全国のリユース企業等を取材しており、マーケットや企業の動向等の情報を発信しています。

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