ZOZO、専門学校とタッグ

ファッション通販サイトを運営するZOZO（千葉県千葉市）と、専門学校の東京ビジネス・アカデミーが、産学連携プロジェクトを開始した。ZOZOが展開する古着サービス「ZOZOUSED」で販売基準に満たない古着を活用し、学生が新たなアップサイクル企画を立案する。企業が抱えるリアルな課題に学生が挑み、ビジネスの現場で通用する実践力を養う。

学生たちは小グループでプレゼンを行った

廃棄衣料でビジネス創出

プロジェクトで活用するのは、ZOZOUSEDの査定過程で、販売基準に満たなかった古着だ。ユーザーから下取りした古着のうち、定価が3000円以下の商品や状態が基準に満たないものは販売されない。ZOZOはこれらの衣料品を廃棄せず、複数の衣料品買取り事業者に買い取ってもらう。今回のプロジェクトは、これらの対象となる衣料品の一部を教材として活用することで、新たな価値の創造を目指す。

第616号(2025/09/25発行)3面