バリューアップ、無人レンタカーのFC

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バリューアップ、無人レンタカーのFC

2017年02月16日

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24時間セルフで

車検車両管理システムやレンタカー事業などを手掛けるITS総研(神奈川県横浜市)の子会社バリューアップが、無人型24時間営業のレンタカーFCをスタートした。店舗のオープンは3月からを予定し、初年度50店舗を目指す。

自動貸渡機で24時間セルフに自動貸渡機で24時間セルフに

名称は「24レンタCAR(ニーヨンレンタカー)」。ユーザーはスマホ等から予約後、駐車場に備え付けの自動貸渡機から簡単な手続きを行えば乗車可能。早朝や夜間など、時間帯を問わず借りたり返却したりできる。

従来型のレンタカーは営業時間8時〜20時が多く、例えば12時間以上使いたい場合は24時間分の料金を払う必要があった。だが同社は無人型24時間営業により、「業界初となる18時間利用での料金設定」(堤正人社長)を実施。利用時間も最短3時間から選べ、業界一般の料金設定に比べ多彩なプランを提供する。「お客さんの要望であがるのが、価格の安さや時間帯に融通が効くか等です。当サービスで〝借りる・返す〟を時間帯の制約なくできるようにし、業界の新たな文化を作りたい」(堤社長)。

近年は若年層中心に、〝所有よりも必要な時にシェアして使う〟という気運が高まっている。車も例外でなく、レンタカーやカーシェアリング市場は拡大している。両者を合わせた市場規模は「年間1兆円を超える」(堤社長)と推計し、同社は5年前に比べ2000億円ほど増えたと見る。同時に競争激しい市場のため、同社は24時間営業とセルフ化の利便性を武器にしたモデルで展開を図る。

バリューアップ 堤正人社長バリューアップ 堤正人社長

409号(2017/02/10発行)5面

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