中古カー用品のアップガレージ、漫才研修で成功体験を

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中古カー用品のアップガレージ、漫才研修で成功体験を

2017年05月02日

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もう一度挑戦したい!の声続出

中古カー用品店などを全国150店舗展開するアップガレージ(神奈川県横浜市)が、2011年から導入している「漫才研修」。今では全社員の8割以上が漫才経験者だ。研修の狙いや効果を聞いた。

漫才研修の狙い

4月6日、下北沢のライブハウスを貸し切って行われた、アップガレージの新人社員対象の「漫才研修」。約20名の新入社員たちが、ステージに立った。漫才未経験の彼らが、1日で講習を受け、練習を行い、最後にはオリジナルの漫才を披露する。石田誠会長が来場、審査し、優秀賞を決める。

「大きな目的は3つ。自分の殻を破ることと、何事にも挑戦すること。そして、やればできると言う成功体験を得ることです」と総務部の嵩原亮介氏。

実際研修に参加した新入社員の呉聖洸さんは、「2〜3日前に実施を知らされ、行く前までは声が出るかななんて不安だらけでした。しかしやり始めるとすごく楽しくて、どうやれば観客に笑ってもらえるかを考え工夫し、形にすることができました。ぜひまた漫才に挑戦したいとまで考えています」と話す。

ただ面白いことを言うだけは、成功しない漫才。間の取り方や、相方とのチームワーク、客席の空気を読む力など様々な要素が必要になる。限られた時間内で、自ら考え、アイディアをひねり出す自発力がつくようだ。

コンビは個人の性格や相性を考慮して決めました(嵩原)「コンビはこちらで、個人の性格や相性を考慮して決めました。この人とこの人を合わせるとどんなことになるだろうと、わくわくしながら組み合わせましたね(笑)」(嵩原さん)

最初は表情が固かった参加者も...最初は表情が固かった参加者も講師や石田会長の熱心なアドバイスを受け、積極的に取り組む姿が目立った

最後にはオリジナルの漫才を披露最後にはオリジナルの漫才を披露。ネタも一から考えた。2人の立ち位置や音声、間の取り方など細部までこだわった

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414号(2017/04/25発行)9面

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