《Sharing Economy》個人間楽器シェアサービスatsumari、楽器職人と奏者を繋ぐ場を提供

検索

《Sharing Economy》個人間楽器シェアサービスatsumari、楽器職人と奏者を繋ぐ場を提供

2019年02月01日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

写真1.jpg▲世界中の人と楽器の貸借が可能

個人間楽器シェアサービス
楽器職人と奏者を繋ぐ場を提供

atsumari(東京都千代田区)は12月下旬、個人間楽器シェアリングウェブサービスatsumariを開始した。楽器の貸し借りを通じ、気軽に音楽を始めるプラットフォームの構築を目指す。借り手と出品者はメッセージ機能で貸出期間や価格の交渉を行う。借り手が運営側に入金した後 、出品者は楽器を発送。貸出期間が終了すると、借り手は楽器の返却・延長・購入のいずれかを選択する。取引終了後、貸し手の口座に取引総額から20%の仲介手数料を引いた金額が振り込まれる。

取引可能な楽器は、発送可能なサイズ全般。楽器の貸出価格は同社規定の計算式に基づき算出するが、最終価格は出品者が決める。例えば出品価格が10万円の楽器では、1週間の価格は3125円~。アカウント作成時には免許証等個人情報の提示が必須。また、取引の相互評価機能を3月頃に実装予定だ。利用者の評価を視覚化し、持ち逃げなどのトラブルを防ぐ狙い。出品物への保険も加入可能で、詳細は1月中に発表する。

同サービスは、ヴァイオリン奏者の木附篤人CEOと楽器職人のカポラリ真亮COOが、楽器を気軽に貸し借りできない現状を解決すべく開始した 。「シェアリングを通じて楽器職人と奏者を繋ぐことができれば」(カポラリCOO)

写真2.JPG▲カポラリ真亮COO(左)と木附篤人CEO

第456号(2019/01/25発行)7面

Page top
閉じる