マルタカ商事、空き家の遺品整理に注力

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マルタカ商事、空き家の遺品整理に注力

2019年03月26日

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2B-P1.png▲マルタカ袖ケ浦店の外観

空き家の遺品整理に注力
チラシ集客で5~10件受注

リユースとディスカウント店の「マルタカ」や買取店「買取センターG・P」を千葉で7店展開するマルタカ商事(千葉県君津市)が、空き家の遺品整理と整理済み物件における解体・リフォームの法人仲介に注力している。同社ではTKライフサービスの商標で2~3年前より本腰を入れ始めた遺品整理事業が実を結び始めている。

君津市や木更津市など君津地域4都市を中心にチラシのポスティングを行い、月に5~10現場をこなすほどに受注数を増やしている。案件の多くが独居老人の他界により空き家となった一軒家。同社では、不要品の中に眠る再販価値の高い商材の買取りを狙うのではなく、家1軒という単位での案件を中心に受注し、不要品を一掃した後の物件を解体やリフォーム業者に紹介することで新たな収益源へと繋げている。

「ゆくゆくは自社で解体・リフォームを賄えるまで領域を広げ、空き家物件の整理から運用までをトータルして行えるまでに事業成長させたい」(荒井寿孝社長)案件の受注は買取センターG・Pの利用者からも増えているという。「当買取店はすべて千葉県内のイオンタウンに出店。有名なショッピングセンターに内接しているため地元顧客からの信頼も高いのでは」(同社長)

また、同買取店では地域最高値と自負する商品券額面の97%買取りを実施。それをフックに買取りの集客増を図り、月商1000万円超の店舗も生み出している。同社の2019年4月期売上高は約6億円の見込み。

2B-P2.JPG▲荒井寿孝社長

第460号(2019/03/25発行)2面

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