プリマベーラ、11期連続増収増益の背景にある「仕組み化」経営

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「コロナ提言」

プリマベーラ、11期連続増収増益の背景にある「仕組み化」経営

2020年11月02日

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「仕組み化」経営で11期連続増収増益

コロナ時代はオンライン経営計画書
日報にもゲーム要素「現場の声は宝」

古着店「ドンドンダウン」FCジー等4事業で38億円強を上げるプリマベーラ(群馬県太田市)。11期連続増収増益の背景にあるのは、吉川充秀社長による「仕組み化」経営だ。コロナ下では経営計画書のオンライン化や日報にゲーム要素を持たせて現場の声を吸い上げるなど、ニューノーマル構築に目下奔走している。

吉川充秀 社長プリマベーラ 吉川 充秀社長

── 御社はリユース以外にも色々と手掛けています。

吉川 当社は"色エロ"やってますとか、"イリョウエロ"やっている会社ですとか、そんな風に説明させてもらっています(笑)。イリョウは衣料、あとは整骨院もあるので医療ですね。あとアダルト系の古本やDVDも扱っています。正しく大別すると当社は4事業あり、まずメディア事業として古本・DVD店「利根書店」が24店。次にリサイクル事業として「ドンドンダウン」「ベクトル」「ゴールディーズ」など14店を展開。そこで衣料、貴金属などを扱っています。3つ目が整骨院。最後に、経営サポート事業がセミナーやコンサルです。2020年6月期の売上高は38億2000万円。うち7割がメディア、25%がリサイクル事業。中古売上が、全体売上の6割くらいです。

── 11期連続で増収増益を遂げていますね。

吉川 中古のウェイトを増やしながら成長してきました。もっとも僕らが目指しているのは、「仕組み化」日本一の中小企業です。その基本的な考え方がパルテノン戦略。ギリシャの何千年前の神殿がなぜ残っているか、それは太い柱が何本も立っているからですね。それは会社も同じで、強い柱をいくつも持つべきだろうと。そこでビデオ屋で始まった当社が、リサイクル、整骨院、経営サポートと柱を増やしてきました。コロナショックは古着がダメですね。悪い月は対前年30%下がりました。ただ貴金属のお店は金相場が良いので、その分カバーしてくれています。

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第498号(2020/10/25発行)9面

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