ドンドンアップ【第29回】、僕のアメリカ獄中記!?Part2

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「倒産1000本ノック」

ドンドンアップ【第29回】、僕のアメリカ獄中記!?Part2

2022年11月02日

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倒産1000本ノック

毎日ピンチ、でも倒産はしたことない!?古着で一世を風靡するドンドンアップ(岩手県盛岡市)岡本昭史社長による凄絶ノンフィクション体験記の第29回。

(前回までのあらすじ:18歳で渡米し、働きながら学校に通いさらに古着屋を開業した岡本社長。約10年アメリカに住み、日本とアメリカを行き来することは数知れず。ある時、ビザの手続きの勘違いでオーバーステイとなり強制送還されることに・・。

まるで海外ドラマ、悪夢の独房に閉じ込められました

ごねすぎて帰りの飛行機を逃す・・

1996年、シアトルのイミグレーション(入国審査)で最初の悲劇が僕を襲った。一人の意地悪な男性審査官が僕を締め上げた。その時も僕は、自分が徒手空拳で18歳でアメリカに来て、ほぼ不休で仕事して、学校行って、古着ビジネスを始めて、生きるためにギリギリでやってきたことを鬼気迫る表情とヘタクソな英語でツバ飛ばす勢いで伝えた。そこにいた審査官5~6人ほぼ全員が感動すらしてくれた。

「あいつ(上司)は、結構うるさいんだよ!だから早く行け!おまえが頑張ってきたのは良く分かるよ。尊敬するよ。」などと嬉しい事を言ってくれて、一時は審査を抜けられそうになったのだが、最後にその意地悪な上司の審査官につかまった。そして結局刑務所に一泊した後、次の日強制送還される事になった。

ここで僕は一つの学びを得た。「イミグレーションでごねすぎると、その日の飛行機がなくなって、結果刑務所に泊まらないといけなくなるリスクが限りなく高くなる」ということを(メモ1:大抵の人にこの知識は必要ないと思われますが)。

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第544号(2022/9/25発行)24面

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