ラグタグが白洋舎と提携、古着買取で

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ラグタグが白洋舎と提携、古着買取で

2023年08月16日

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アパレル大手ワールドの子会社で古着事業の「ラグタグ」を展開するティンパンアレイ(東京都品川区)が、クリーニング店の白洋舎と提携し古着買取サービスを始めた。8月16日から溜池サービス店で開始し、今後対象店を増やす計画という。

リサイクル通信イメージ画像23

白洋舎の店舗に持ち込まれた古着を預かり、事前に本人確認書類の提示をもらった上で、ティンパンアレイが査定する。ティンパンアレイから買取利用者に査定価格を伝え、承認後に銀行振込で支払う。買い取った古着は白洋舎のクリーニング・リペア技術で状態を上げる。古着はティンパンアレイが再流通を図る。

リユースとクリーニングの大手同士が組み、古着買取サービスを展開する例は珍しい。白洋舎ホームページによれば全国に約500店あり、対象店が広がればティンパンアレイとしての古着取扱量が増えそうだ。本件について本紙がワールドに取材打診したところ、「現時点で取材を受けるのは難しい」(広報)との回答だった。

尚、クリーニング業界ではクリーニング店の長期間放置品が店の保管場所や費用を圧迫する問題を受け、これの処分における業界ルールがある。最短で仕上がり予定日から90日を経過してもお客が受取りに来ない場合、リユースすることができる。同ルールにおいてクリーニング店とリユース企業との間で表立った提携例は見られないが、リユース業界で長期間放置品の取扱いも進めば注目を集めそうだ。

第566号(2023/08/25発行)1面

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