リユース業界では買取接客のスキルに加え、真贋判定や査定など、習得に時間と労力がかかる専門性が求められます。バイヤーや鑑定士を育てるには、丁寧なOJTや実践経験の積み重ねが欠かせませんが、「やっと一人前に育ったと思ったら辞めてしまう」といった声も少なくありません。また若手人材の場合、習熟度にばらつきが出やすく、モチベーションの波にも左右されがちです。
そこで今回は育成とモチベーション管理について、リユース企業・他業種のIT企業の実践事例をもとに、「業界の未来を担う若手人材をどう育て、定着させるのか」をご紹介します。
「育てる仕組み」と「つながりの設計」が離職防ぐ
第611号(2025/07/10発行)17面