「なんでもや・レトロ館」(山口県山口市)は、現代のリユース店とは異なる独特の魅力を放つ店舗だ。店内には杉山光治代表によれば「100万点ある」という商品が雑多に積み上げられており、その"カオス感"こそが来店客の心をつかんでいる。
コスト削減徹底し、相場以下で販売
回収品を什器に活用
徹底したコストカット
手作り感のある店舗入口
家具や家電、レコード、雑貨などジャンルは問わず、すべてが不用品回収によって仕入れたもの。地元住民をはじめ、若者や外国人観光客からも根強い人気を集めている。
レコードだけでも在庫は約8万点。全体では100万点の商品が所狭しと並ぶ。現在の店舗は1987年に誕生したが、ルーツはその4年前にさかのぼる。
第611号(2025/07/10発行)17面