ここ数年でブランド古物市場の数がずいぶん増えました。小欄でもこれまでも何度か取り上げてきましたが、最近では本当に「毎日どこかで何かの市場が開かれている」状況です。現在はオンラインが主流ですが、その中でも競り方式の違いや、実地下見の有無など、形式もさまざま。初めて参加を検討している方にとっては、どこから入っていいか迷うこともあると思います。今回は、古物市場を参加ハードルでざっくり分類しながら、それぞれの特徴を整理します。
オンライン古物市場(実地下見なし):初心者向け
いわゆる「下見なし」のオンライン市場は、全国どこからでも参加できる手軽さが魅力です。出品商品のコンディションや真贋情報をオンライン上で細かく掲載するほか、万が一、情報と実物に乖離があった場合は、返品に応じてくれるケースも多くあります。
第614号(2025/08/25発行)13面