成長するリユース市場を、さらに進化させるには何が必要か?本紙が主催する、リユース市場の未来を語り合うイベント「リユーステックカンファレンス(以下、RTC)」。今年は初の試みとして、業界の常識を打ち破るビジネスモデルやアイデアを持つ企業が集う「リユースピッチバトル」を開催する。一次審査を突破し、ファイナリストに選ばれた5社を紹介する。同バトルは、10月22日にRTC会場(東京・京橋)で10時30分から開催する。聴講者も審査に参加できる予定だ。
「リユーステックカンファレンス」10時30分から開催
出張買取のスケジュールを
AIが自動調整
オプティマインド(愛知県名古屋市)
「S
caLe(スケール)は張買取のスケジュールをAIが自動調整し、依頼受付と同時に最適な日時と担当者を瞬時に提案。これまで、電話・メール・FAX・LINEなど顧客依頼後にかかっていた調整作業をゼロに。顧客の待ち時間や担当者の工数を大幅に削減します。
シフト・スキル・移動ルートまでを統合的に最適化することで、訪問効率を高め、買取件数の拡大と顧客満足度の向上を同時に実現する新たなサービスです。」
梅沢徳宏
執行役員
ブランドの想いを紡ぐ、
公式EC二次流通支援サービス
180(ワンエイティー)(大阪府大阪市)
「180°
(ワンエイティー)は、ブランド主導のリセール(Branded Resale)を通じて、ブランド公式サイト内で自社商品の二次流通を実現するサービスです。
従来コントロールが難しかった二次流通市場をブランド体験価値として提供し、顧客との継続的な関係を育みながら、自社の中古品販売を通じて新品売上の拡大や新たな収益機会を創出します。ブランドとファンが一体となり、自然に価値を紡ぐ仕組みで持続可能な社会の実現に貢献します。」
上仲昌吾
代表取締役 兼 UI/
UX DESIGNER
トレカ市場をCtoCから奪還し
在庫回転率を爆増
カブキ(神奈川県藤沢市)
「ト
レカを愛するお店からトレカを愛するプレイヤーに、本物を、適正価格で。
ポケカジラはトレカ二次流通のカカクコムです。トレカ取り扱い店様に対して送客を超廉価でご提供するとともに、膨大な価格データから算出される最適な買取価格をリアルタイムでご確認いただけるSaaSとして機能するポケカジラ。私たちはポケカジラを通じて在庫回転率の大幅な向上に貢献します。
CtoC取引で散見されるトレカの偽造問題や不当な買い占めによるプレイヤー離れを、共に解決しませんか?」
片川創太
代表取締役社長
AIが消費者と一点モノをつなぐ
リユース特化のECモール
nook(東京都渋谷区)
「n
ookはAI技術でリユース市場の拡大を支えるスタートアップ企業。
ユーザーのファッション嗜好をAIが理解し、日本中の中古服から商品を提案し続けるアプリ「nook」を運営。Eコマース上での中毒性を高めた掘り出し物体験を日本中に広げ、指名買いされない商品の回転率を早めます。リサイクルショップで起きる奇跡の出会いが、スマホの中で毎日起きる未来を目指します。また、リユース事業者が抱える課題を解決するための事業パートナーとして、現場に即した、ささげや査定などの業務効率化ツールの開発/提供及び、受託開発を行います。」
熊澤龍生
代表取締役社長
撮影から状態査定、型番推定、原稿まで
ささげ自動化AI 「スグトリ」
IGSA(東京都文京区)
「ス
グトリ」は、ささげの業務フローに合うAIアルゴリズムを搭載したささげ自動化サービスです。
商品の撮影された部位を検出するAI、傷汚れなどを検出しグレーディングするAI、DBから画像で該当商品を探し出すAI、原稿を作成するAIという4つのAIを自在に組み合わせて、APIとしてシステムと連携ができ、中古品買い取りおよび販売事業者様のささげ業務フローの省人化・非属人化を支援いたします。」
松島創一郎
代表取締役 CEO
第616号(2025/09/25発行)17面