【古着卸店連載 Vol.38】古着の鈴六(愛知県岡崎市)編

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【古着卸店連載 Vol.38】古着の鈴六(愛知県岡崎市)編

2025年12月24日

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古着卸店Vol.38

ウエスおよび古着卸の事業を展開する鈴六(愛知県岡崎市)は、11月に岡崎市内でショールームを開設し、古着卸売事業の強化を進めている。同社は国内で回収した古着を中心に卸売りを行っており、リーバイスなどのブランド古着でも1着700円~と、低価格での提供が特徴だ。なかでも注力しているのが、ミリタリーの民生品(民間メーカーが製造したミリタリー系衣類)で、ニッチな需要を捉えながら着実に成長している。

古着の鈴六 11月に開設した岡崎市内のショールーム11月に開設した岡崎市内のショールーム

ミリタリーの民生品が強み

同社はウエス事業を本業とする企業で、社長交代を機に2017年から古着卸売事業へ本格参入した。現在の在庫構成は、メンズが約90%、レディースが約10%。当初は本業で回収した国内古着が中心だったが、需要の高まりを受けて海外からの輸入古着も取り扱うようになり、現在は国内調達品と輸入古着が50%ずつを占める。取扱商品は、ラルフローレン、バーバリー、カーハート、エルエルビーンといった定番ブランドをはじめ、ノーブランドのレザージャケットやネルシャツなど多岐にわたる。卸単価は、ブランドアイテムで700円~、ノーブランドのトップスで300円~と、価格競争力の高さも特徴だ。

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第622号(2025/12/25発行)7面

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