中古PC市場活況、GIGAとWin10サポ終了で
2025年12月25日
Windows10のサポート終了とGIGAスクール端末の更新が重なり、中古パソコン市場が沸いている。ソフマップ、アンカーネットワークサービス、MTNの3社では、秋以降、中古PCの販売や買取量が揃って増加。市場は数年に一度の特需局面を迎えている。ただ、この盛り上がりの先には反動減への懸念もにじむ。
ソフマップの店頭では、Windows11の中古PCが売れている
特需反動減に懸念も
小売りが強いソフマップでは、9〜10月の中古PC販売台数が前年の倍近くに増えた。売れているのは、Windows11搭載の中古PCだ。10サポート終了を受けて、10から11への買い替えの駆け込みがあった。
10の買取りが本格的に増えてくるのは、ユーザーのデータ移行などが終わる12月以降と見ている。買い取った10のPCは法人からの需要がある。社内システムが11に対応しない企業が依然多いため、「Win10搭載モデル指名買い」があるのだという。
アンカーネットワークサービスは、1月~10月までの買取量が、前年比で148.6%となった。パソコン以外の全てのアイテムを含む数字ではあるが、買取りが大幅に伸びた大きな要因はGIGAとWin10サポート終了にあると説明する。
第622号(2025/12/25発行)1面


