
2025年も残すところあとわずかとなりました。年初のトランプ大統領就任に始まり、関税問題や為替の乱高下など、リユース業界にとって「激動」といえる1年でしたね。今回は今年最後のコラムとして、直近の相場動向を整理しつつ、この1年の変化と来たる2026年に向けた備えについてお話ししたいと思います。
免税影響で中国人訪日2割減予測も バイヤーの正念場迫る
まずは足元の相場ですが、11月から12月にかけて非常に堅調な動きを見せています。為替が円安トレンドをキープしていることに加え、金やプラチナなどの地金相場が高騰していることが要因です。ロレックスをはじめとする時計相場も、これらを背景に依然として高い水準を維持しています。例年どおりであれば、来年1月にはロレックスの定価改定が行われるでしょうから、これがさらなる相場の底上げ要因になることは間違いないでしょう。
第622号(2025/12/25発行)15面


