《リユース×副業》コロナ禍で副業転売参入に波~東邦商事~

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《リユース×副業》コロナ禍で副業転売参入に波~東邦商事~

2020年06月04日

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リユース・卸業者が商材支援

緊急事態宣言による時短や臨時休業を受けて、リユース実店舗の滞留在庫が増える一方で、不況による生活不安から副業として転売を始めるスモールBが増加している。リユース系の事業者や卸売業者の中には、これらの支援をすることでコロナ禍での三方良しを実現している事業者がいる。実態を調査した。

東邦商事
メルカリサロンに3000人 ササゲを指導

スモールB向けにフリマアプリのオンラインサロンを行うのが東邦商事(愛知県春日井市)だ。同社の運営するフリマサロンにも、副業を目指す個人の申込みが増加。5月中旬に新講座をメルマガで告知したところ、400名の申込みがあった。

現在累計で2000~3000名ほどが受講しているが、佐藤一成講師は「新規ユーザーの増加率はこれまでで最も多い」と話す。

4806_01.jpg東邦商事 佐藤一成講師

フリマサロンを申し込むのは30~50代の層が厚く、2万円程度の少額から事業を始める人が多いという。昨今ではスマホの充電器やテレワーク機器、クッキー型やゲームの周辺機器などを中国から仕入れ、受講生が販売。3月4月は物流が停滞して売上を落としたが、5月以降は徐々に回復しているという。

同社が新しく開始した講座は、写真撮影やテキストなどのササゲ部分を指導するもの。最初の2週間が無料で、以降動画のみの利用が月5800円、講師をつけると月2万6800円になる。売れ筋を調査するウェブツールや、発送代行サービスの提供も併せて行っている。

第488号(2020/5/25発行)14面

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